花粉症のレメディ
- まどか みや
- 3月24日
- 読了時間: 3分
更新日:3月25日
ホメオパシーでは花粉症とひとくくりにするのではなく、どんな鼻水なのか、涙が出てるのか、どんな条件だと症状が悪化するのか、または楽になるのかなどなど、その人の症状を丁寧に細かく観察してレメディを選んでいきます。

Mixed pollens(ミックスドポーレン)
その名の通り、花粉ミックスから作られたレメディです。
花粉症がはじまる約1ヶ月前から摂取することによって花粉症を予防できます。
また他のレメディと併用することができます。
Allium cepa(アリウム・セパ)
玉ねぎから作られたレメディです。玉ねぎを切るとき涙と鼻水が出ますね。
そのような状態になっている花粉症に良いレメディです。
特に鼻水で鼻の周りが荒れてヒリヒリしていて涙はそれほどヒリヒリしていない時に。
Euphrasia(ユーフレイジア)
アリウム・セパがヒリヒリする鼻水症状に良いレメディに対して、このレメディは涙でヒリヒリする時に選ぶレメディです。花粉症に限らず目の症状全般に使えるレメディです。コゴメグサという目や肝臓に良いハーブから作られています。
Arsen alb(アルセニカム・アルバム)
ヒリヒリとした灼熱感を持つ症状に使えるレメディです。鼻の中や喉がヒリヒリする花粉症に。元々神経質な気質な人、または神経質な状態になっている人によりマッチしそうです。水分をちびちびと頻繁に飲みたがっていたらより良いでしょう。
Nat mur(ナット・ムール)
鼻水が卵の白身様で毎年決まって花粉症に悩まされている人に。普段から頭痛持ちでその頭痛はハンマーで殴られたようだと表現する人。日光で体調が悪くなりがちな人に。岩塩から作られたレメディです。
Pulsatilla.(プルサティーラ)
意外なことにプルサティーラが効く場合があります。閉め切った部屋で症状が悪化し、外に出ると好転する人に。お外の方が花粉が多いはずなのに不思議ですね。
ここからはキットには入っていないレメディを紹介します。
Sabadilla(サバディラ)
連続する激しいくしゃみが特徴です。大量の鼻水がくしゃみと共に出る。匂い、ちょっとした冷気でくしゃみが誘発される。鼻の中や口の中にムズムズ感を感じて、舌でこすりたくなります。症状は暖かい飲み物、暖かい部屋で改善されます。
Histaminum(ヒスタミン)
軽いアレルギー症状全般に。その名の通りヒスタミン塩酸塩から作られたレメディです。アレルギー性鼻炎、咳、目の症状に。
Naphtalinum(ナフタリン)
特に目の症状に選びたいレメディです。ヒリヒリした涙目の症状に良いとされています。ナフタリンはコールタールの生成物です。ナフタリンを多用する工場に通う花粉症患者は必ず治ると聞いて、花粉症にナフタリンを処方したという逸話があります。
またはティッシュソルトの服用もおすすめです。
花粉症の原因の一つにミネラル不足があると言われています。加工食品を多く摂る現代人は慢性的なミネラル不足の状態にあります。なので良質な自然塩を多く摂取するだけで花粉症症状が軽くなることも少なくありません。
ティッシュソルトは体内のミネラルの吸収を助けてくれます。
マーティン&プレザンス(Martin&Pleasance) のシュスラーのコンビネーションティッシュソルトなどがおすすめです。
合いそうなレメディはありましたか?
上手にレメディが選べると、スッと楽になりますよ。
でも良くならなかった場合は根本的な体質改善が必要だと思ってください。上述したレメディは全て対処療法のレメディです。
体質レメディを自分で探すのは難しいので、個別セッションをお勧めします。
元来無害なはずの花粉の侵入に体が過剰反応している状態が花粉症です。なので、その人の免疫システムが健全に働くようになってくれないことには根本的な解決にはなりません。
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